ケアマネは対人援助技術は磨かないとだよね。

ケアマネは対人援助技術は磨かないとだよね。

今年の日本介護支援専門員協会の全国大会のテーマだったようです!

2021/10/8

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「対人援助技術を深める上で『多様性』を理解することって大切かもね」をテーマに書いてみたいと思います。
8月28日・29日の二日間で日本介護支援専門員協会の全国大会が行われたそうです。
私自身協会に加入はしていないので、いつもながらJOINTさんの記事を読み知った次第ではありますが、今年のテーマは「対人援助の本質を問う!」だったそうです。
JOINTさんの原文はこちら↓

正直私自身対人援助について時間を使って学んだことはありません。(もちろん介護支援専門員研修などでかじったことはありますよ)
ただ、今回の日本介護支援専門員協会の大会テーマが「対人援助技術」にあったことはこれからのケアマネジャー (以下:ケアマネ)が何を考えて仕事をしていくべきかを考えさせられるテーマだと感じたので私なりの考えを書いてみたいと思います。
皆さんの職種でも考える良い機会になったら良いな~と思いながら書いております。
でははじまりじまり~!!

対人援助とは??

と入力すると一番上にくるのは
社会生活を送るうえで身体的,精神的,社会的などの処要因によって何らかの解決を要する生活課題に直面している個人や家族に対して,その問題解決や課題遂行を 援助するために,援助者によって用いられる援助技術。
と書いてあります。これだけだといまいちよく分かりません。
皆さんが「対人援助」と聞いて思い浮かぶのは何ですか?私はバイステックの7原則でした。
  1. 個別化の原則
  2. 意図的な感情表現の原則
  3. 統制された情緒関与の原則
  4. 需要の原則
  5. 非審判的態度の原則
  6. 自己決定の原則
  7. 秘密保持の原則
何だか懐かしいとすら思ってしまいます。如何に普段から触れていないかが分かってしまいますね(;'∀')
ただ、私としては普段利用者と面談する上で気をつけている部分が多くあるなと感じてちょっとホッとしました。
バイステックの7原則はどれか1つだけというものではなく、これら7つが絡み合って対人援助技術となると認識しています。
むしろ介護に関わる職種の中で唯一身体に触れる介護をしないケアマネだからこそ、対人援助技術を高めることが重要です。
対人援助を深める上で「最も邪魔になる」のは固定観念だと私は思います。
自分の固執した考え方や「こうあるべき」というような意識が余計なバイアスを掛けてしまうので、利用者と接した時にそれが如実に表れてしまいます。
ケアマネ自身の「自己」を入れずにいることが「支援者」として適切な距離で利用者の支援が出来ると感じています。

対人援助技術を鍛える為には??


ここからは私の考えをふんだんに盛り込んでいきます(笑)
あくまで私自身が10年以上のケアマネ業務を経て感じたことを踏まえての意見です。ご参考になれば嬉しく思います。
私自身、10年前ケアマネをやり始めた当初に比べれば格段に対人援助技術が向上していると感じています。
では長年ケアマネや対人援助が必要な職種に従事すれば誰しもが上手くなるのかというとそんなことはないと思います。
もちろん全く向上しない訳ではないですが、あることをしている人としていない人とでは差が歴然だと思います。
それは、相手(利用者・家族・事業者等)の反応を敏感に感じる意識を持つこと。もし違和感を感じたらそれを明らかにする。要するに常に相手と向き合うことをしているか否かです。
相手の対応などに違和感を感じたら、可能な限り質問する。自分が感じた違和感が正しいのかを知る。難しい場合でも、自分が何故違和感と捉えたのかを考える。
これらを繰り返していくことで、面談における感度が上がっていきます。アンテナの精度が上がるとでも言いましょうか。
意識を持って面談をすると、相手がどんな言葉で話をして欲しいのか、丁寧に事細かに話をして欲しいタイプか、ザックリとニュアンスで話をして欲しいタイプかなども何となく分かってきます。そして、その感覚も磨かれていきます。
上記では「話をして欲しい」を例にしましたが、基本的に利用者・家族は「聴いて欲しい」方が多いと思います。その場合は「聴き方」に意識を向けて、聴き方も利用者・家族ごとに変えます。
このように考えながら対人面談を繰り返していけば、回数=対人援助技術向上の機会になってくるので年数と共にレベルアップは確実だと思います。

制度を覚えることも大切だけど…


特に新人ケアマネさんに言えることかもしれませんが、介護保険や自治体ごとの制度などを覚えることももちろん大切ですが、必ずケアマネが行うことは利用者・家族との面談です。
利用者・家族は「知識」を求めていることもありますが、それはケアマネの「人柄」が良かったらという前提があってこその話。
どれだけの知識を有していても、相手を思って話が出来なければただの知識のひけらかしになってしまいます。
それは私自身にも言えるので自戒の意味を込めて書きました。
相手を尊重し、意見が言いやすい状況を作り、相手の言葉を整理しながら、受け入れ、色眼鏡で見ずに、相手の望む方向へ導く意識でいたいものですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。今日はこの辺で。
ではまた!!!カイゾウでした!!!

さいごに

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